親と同居をするべきか 親に介護が必要になったら考えること

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親が怪我や病気で入院したり、介護が必要な状態になってくると「同居」を考える方も多いと思います。

親と同居 どうする

同居を考えるとき、親のいる実家へ引越しをするか親に自分の家に引っ越してもらうかのどちらかを選ぶことが多いでしょう。

親の家が近ければどちらを選んでも良いでしょうが、もし遠方であれば、親が引っ越すしかないということが多いでしょう。

 

なぜなら、親は仕事を引退していますが、子どもはまだ仕事がありますし、さらに子ども世帯には配偶者や、その子どももいるからです。

 

もし遠方にある実家に引っ越すことになると、夫婦そろって仕事を辞めなければならないかもしれませんし、子どもも転校しなければなりません。

そうなると、多くの場合、親に引っ越してもらうことになります。

 

ですが親は、「住み慣れた家、環境がいいから」引越しに応じられないことも多いです。

自分たちは引越しできない、親も引越しに応じてくれないとき、どうすればみんなにとって良い状況を作ることができるでしょうか。

 

今回は、親に介護が必要になり、同居についてどのように考えるべきかお伝えしていきます。

 

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親が同居に応じてくれないのはなぜ?

冒頭でもお伝えした通り、親に同居をうながしても、「住み慣れた家がいい」と言って応じてくれないことはよくあることです。

このとき親はどういった気持ちで、同居を嫌がるのでしょうか。

 

「住み慣れた家がいい」

 

という言葉の裏には、人それぞれさまざまな理由があります。

具体的には、

  • 親しい友人
  • 気の知れた近所の人
  • 行きつけのお店
  • 見慣れて落ち着ける風景

など、長く暮らしているなかで得てきた、多くの人との関係、その土地との関係があって、そこから離れたくないという思いがあるのです。

 

また、子どものところに引っ越して同居をしたところで、今は多くの家庭が共働きです。

そして、孫は学校へ行きます。

つまり、日中は老夫婦だけ、もしくは配偶者に先立たれている方は1人だけになります。

年老いてから、見知らぬ土地で過ごすというのは何とも心細さを感じているでしょう。

 

年をとってから新たな環境に飛び込むというのは、なかなか大変なものです。

環境というのは、ものだけのことではありません。

遠方に引っ越すと、それまでの人間関係が絶たれてしまうのです。

 

このように少しイメージするだけでも、かなりのストレスがかかることがお分かりになると思います。

 

同居に応じてくれない親には、このような理由があるのかもしれないということを知っておきましょう。

 

しかし、同居によって得られるメリットも多くあります。

続いては、同居のメリット、デメリットをより具体的に考えてみましょう。

 

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親と同居するメリット

同居によって、一番のメリットとなるのは、何かあったときにすぐに対応できることです。

親と同居 メリット

もし1人暮らしの親が家で倒れていたら、気がつくのに時間がかかるでしょう。

しかし、同居であれば異変があればすぐに気づけるでしょう。

もちろん日中、共働きなどで家を空ける場合は仕方ありませんが、何かあったときの対応はやはり同居の方がすばやくできます。

 

また、何かあるときには、その前兆があるものです。

前日体調が悪そうだったとか、朝ぐったりとしていたなど、同居でなければ気づけないことは多いです。

同居をしていれば、そういったことにもいち早く気づくことができるでしょう。

 

 

仮に同居をしていなかったとしても、介護が必要なことに変わりありません。

すると月に何回か、もしかすると週に何回かは実家に帰って、手伝いをしなければならないかもしれません。

このようなことを続けていれば、貴重な時間はもとより、金銭的にも体力的にも消耗することになります。

同居をしていれば、移動に使われる時間がなくなるので、これらの負担がなくなります。

 

さらに、世間の目というものもあります。

親を引き取って同居しているということは周りから、できた子どもでえらい子どもとしての責任を果たしている、などの良いイメージを抱かれることでしょう。

このように言うと、大げさな感じがするかもしれません。

しかし、いざ同居しないことを選択すると、世間は自分の親なのに冷たいなどと影で噂をしているかもしれません。

こういった心配がなくなるのも、同居するメリットと言えるのではないでしょうか。

 

親と同居するデメリット

親と同居するデメリットについて、見知らぬ土地にやってくる親の精神的負担については、冒頭でもお伝えした通りです。

その他、同居をすることで生じるデメリットには、どのようなものがあるでしょうか。

 

同居をすると、生活のリズムが大きく変わることが多いです。

親と同居 デメリット

高齢者と、その子どもの世帯とでは生活リズムがそもそも違います。

高齢者は早寝、早起きが多いですが、若い人は仕事があり、帰ってから夕食、入浴などしていると就寝が遅くなることも多いです。

 

また、親と同居するのは、そもそも介護の手がいるようになったからです。

親の介護に加えて、子育てもあることを考えると、生活のリズムは大きく変わります。

これは自分だけの問題でなく、配偶者や子どもにも少なからずストレスになるでしょう。

 

自分の親と同居するのは、血の繋がった親ですし、もともと長く一緒に生活していた人ですからまだ良いかもしれません。

しかし、配偶者にとっては義理の親であり、血のつながりもなければ、長期間一緒に生活したことのない人です。

 

そういった人と一つ屋根の下で生活するというのは、始めのうちは大きなストレスとなるということを知っておきましょう。

 

また、一緒に生活していると些細なことでイライラすることもあるかもしれません。

人というのは、離れて暮らしている方が、お互いを思いやれる面があります。

同居を続けると、そういった思いやりの気持ちも失われやすいかもしれません。

 

あと、これは意外な盲点ですが、同居をすることによって受けられる介護サービスに制限がかかることもあります。

「同居人がいるから、家事などはその人にやって貰えばいいでしょう」と判断されてしまうのです。

介護保険にかかるお金が国の予算を圧迫している昨今ですから、当然と言えば当然のことなのかもしれません。

 

同居できそうにないときの解決策

親と同居するメリット、デメリットを考えた上で、どうにも同居は難しそう…

となったときには、どうすればよいのでしょうか。

 

近年、国の政策で病院から在宅への流れが加速してきています。

どういうことかというと、怪我や病気があっても入院期間はなるべく短くして、家で生活するようにしましょうという政策です。

これは医療費の増大を抑えるための政策でもありますし、家にいる方が何かと動くので、体力を維持しやすいという面が考慮されたものです。

 

この政策を実行するために、家で受けられるさまざまな介護サービスが増えてきています。

具体的には、

  • ヘルパーさんが来て、入浴、排泄、食事の介助をしてくれる
  • 同じくヘルパーさんが来て、料理、洗濯、掃除をしてくれる
  • 訪問看護で看護師さんが医療的な処置をしてくれる
  • 訪問リハビリで療法士さんが運動を指導してくれる
  • 定期巡回で安否確認をしてくれる

など、家で受けられるさまざまなサービスがあります。

この他に、日中はデイサービスなどを利用して、外出の機会を作ることもできます。

 

昔は介護は家族がするものという認識でしたが、今は色々なサービスを利用することができます。

このようなサービスを利用しながら、休みの日に親の様子を見に行くというような形をとっている人も多いです。 

 

今は遠距離での介護ができる時代です。

ただし、このようなサービスを利用するには、介護認定を受けなければなりません。

要介護度によって(どの程度の介護が必要なのかランク付けしたもの)、どれくらい介護サービスが受けられるかが決まります。

まずは、親が住んでいる街の市役所もしくは、地域包括支援センターに連絡をとって相談してみましょう。

 

介護、同居が必要になったら、考えておきたいお葬式のこと

ここまで、親との同居をどうするべきか、できないならどのような解決策があるのかお伝えしてきました。

 

親との同居を考えたり、介護が必要になったときに考えておいた方がよいことがあります。

それは、お葬式のことです。

まだまだ元気だと思っていた親も、いつの間にか年をとっていきます。

そして、急に怪我をしたり病気になり、突然入院するようになります。

 

同じように、亡くなるのも突然ということも多いです。

そんなときに、何の準備もしていないと、大慌てするようになるでしょう。

 

親が亡くなったことを悲しむ暇もなく、葬儀会社と契約し、お葬式の準備をしなくてはなりません。

葬儀会社も仕事ですから、さまざまなオプションを提示してきます。

 

葬儀会社の言う通り、決めていくと葬儀の費用が思わぬほど高額になり、後で家族間の金銭トラブルなったというのでは悲しすぎます。

 

親が元気なうちであれば、お葬式に呼びたい人は誰かいるか、どのような形式で、どのくらいの規模でやりたいかといったことを聞けます。

予算についてもあらかじめ検討をつけることができるでしょう。

 

また、遺影については気にされている方も多く、事前にお葬式のときにはこの写真を使って欲しいと思っている人も多いです。

しかし、それも事前に聞いておかなければわかりません。

 

遺影の写真は大きく引伸ばすので、もとの写真自体がある程度大きくなければなりません。

また、ピントが合っているか、デジタルカメラなら解像度が十分にあるかなど、条件があります。

 

遺影はその人が最後に参列者に見せる顔です。

デジカメの中をひたすら探しまくって、イマイチだけどこれしかないという写真には、できればしたくないものです。

 

このようにお葬式には、事前に話し合っておいた方がよいことがたくさんあります。

ですが、急にお葬式の話なんて縁起でもないし、話しづらいと思われる方も多いでしょう。

そんなときには、葬儀会社の資料を使って話のきっかけにするとよいです。

 

葬儀会社の資料には、エンディングノートなどが無料で付いているものが多いです。

何かあったときに困らないように、エンディングノートを書いておこうと言って、一緒に資料をみるとよいでしょう。

そのうち、遺影の写真はどれがいいとか、元気なうちにこんなことをやっておきたい、生きたところがあるなどの話も出てくるかもしれません。

話に出てきたことを叶えてあげるのも、よい親孝行になるでしょう。

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シンプルなお葬式

 

まとめ

親と同居するメリット、デメリットをお伝えしてきました。

実際に親との同居を選択する人は、あまり多くはありません。

子ども世帯にも生活がありますので、同居となるとなかなか難しいことが多いようです。

しかし、ご紹介してきたように今の時代は、さまざまな介護サービスがあります。

うまく介護サービスを利用して、遠距離での介護を考えてみるのも1つの手かもしれません。

ご家族でよく話し合ってみてください。

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